ヒルドイドの成分、”ヘパリン類似物質”の市販薬、化粧品まとめ

ヘパリン類似物質 ヒルドイド ピアソンHP 皮膚
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ねず実
ねず実

こんにちは、小さいころからカサカサ肌のねず実です。

管理人はアトピーです。どちらかというと軽い方ですが、ひじ裏やひざ裏などに色素沈着が残って紫っぽさが残る程度にはダメージが残っています。

病院で処方してもらっていたのはヒルドイド軟膏とステロイドでしたが、今はヒルドイド軟膏と同じ成分の市販薬を購入し、痒みがある時はムヒを併用。

ステロイドは痒みがどうしても引かない時だけ。

一時期美容目的でのヒルドイド処方が問題視された関係で、病院でもらいづらいという方もいるかと思います。

乾燥肌による痒みなどで悩んでいる方はぜひ今回の記事で紹介する商品を試してみてください。

「ヒルドイド」って何の薬?

「ヒルドイド」は商品名で、剤型により「ヒルドイド軟膏」、「ヒルドイドクリーム」、「ヒルドイドローション」があります。

ジェネリックもあり、いろんなメーカーさんが製造しています。

成分は「ヘパリン類似物質」

保湿や血行促進、抗炎症などの作用で乾燥や傷などダメージを負った肌の回復を助けます。

火傷や傷の跡の治りをよくする小林製薬の「アットノン」も同じ成分です。

肌の保湿、治りを良くする目的で処方されることが多いですが、血行促進効果があるので腱鞘炎に処方されることもあります。

美容目的での使用で炎上!?

とあるモデルさんが、雑誌のインタビューで美容グッズとしてヒルドイドを紹介し見事炎上してしまったことがあります。

何が問題だったかというと、このヒルドイドを始めとするヘパリン類似物質の外用薬は市販薬でも同じ成分のものがありますが、この薬自体は病院で処方箋を書いてもらえば保険適用になるお薬です。

市販で買うより当然保険適用になった方がその人にとってはお得です。

すごい美容クリームが病院へ行けば安く手に入るとなればいろんな方が病院で処方してもらいます。そのため本当に必要な人の分まで在庫が回らない危険性が出てきたのです。

これ使うと肌の調子いいし、病院で処方してもらえば安いよ!

実際学生時代バイトしていた薬局でも、「化粧品の代わりです」と平気で言って毎月大量に処方されてる人とか珍しくなかった頃がありました。

中には保険適用で使いきれないような量を処方してもらい余った分は定価で転売していると悪びれずに自慢する人も。

医療費や病院・薬局の在庫の面を考えると、本来使ってほしいアトピーや抗がん剤治療による皮膚症状に悩んでいる人にまで必要な量が行き渡らなくなる可能性があります。

そのため現在は美容目的での処方は原則保険適用してはいけないことになっています。

ヒルドイドと同じものが欲しい。薬のどこを見ればいいの?

ヒルドイドシリーズには軟膏、クリーム、ローションがありますが、どれも成分の濃度は同じです。
有効成分が「ヘパリン類似物質」であることと、濃度が「0.3%」であれば同じです。

濃度が「0.3%」と記載されているものは医薬品として販売されていますが、医薬部外品として売られているものは濃度の記載がないため実際どれくらい含まれているのかは不明。

しっかり効果を得たい方はちゃんと濃度の記載がされているものを選びましょう。

ヒルドイドがジェネリックだとどういう名前になるのか以下に挙げます。

ヒルドイドソフト軟膏 ⇒ヘパリン類似物質油性クリーム(一番こってり、保湿力高し)

ヒルドイドクリーム ⇒ヘパリン類似物質クリーム(保湿力もあり伸びがいい)

ヒルドイドローション ⇒ヘパリン類似物質ローション(液体なので塗った後べたべたしない。)

ローションについては、先発のヒルドイドローションは白くて乳液っぽいが、日医工が製造しているジェネリックのヘパリン類似物質ローション(旧称:ビーソフテン)は透明で化粧水っぽい感じ。ローションに関してはメーカーによって結構違うみたい。

ブランド重視という感覚なのか、「ヒルドイドじゃないと嫌だ!」と言う人も多いですが
ヒルドイドとジェネリック両方使った身としてはそこまで違いは感じなかった。

メーカーによって基材や添加物は多少異なりますが使用感は多少変わる程度。

市販薬は商品によってかゆみ止めや抗炎症薬が追加されていますので、症状に合わせて選択肢が変わるかと思います。

ヘパリン類似物質の商品比較

初めに言っておきますが、今回は保湿乾燥・痒み肌対策という視点で書いているので、保湿目的ではない「アットノン」などの商品は挙げません。」

へパソフトシリーズ:ロート製薬

痒み止め入りの「へパソフトプラス(第2類医薬品)」とローションタイプの「顔の乾燥改善ローション(医薬部外品)」があります。

ヘパソフト | ロート製薬: 商品情報サイト
あなたが気になる乾燥トラブルは、全身?顔?ヘパソフトは乾燥肌に着目。全身のかきむしりにはヘパソフトプラス(治療薬クリーム)、ぶり返す顔の乾燥トラブルに薬用保湿ローションを。

へパソフトプラスは有効成分としてヘパリン類似物質以外にパンテノール、ジフェンヒドラミン、クロタミトンが含まれています。

パンテノールは抗炎症、保湿、皮膚の治りを助けるといった効果のあるビタミンです。ジフェンヒドラミンとクロタミトンは非ステロイドのかゆみ止めです。

添加物について確認したところ、油性クリームではなくクリームに該当。なので油性クリームよりもべたつきにくいサラッとした塗り心地だと思われます。

【楽天市場】【第2類医薬品】ヘパソフトプラス(85g)【ヘパソフト】[ヘパリン類似物質 尿素無配合 非ステロイド 大容量]:楽天24
ヘパリン類似物質 尿素無配合 非ステロイド 大容量 / ヘパソフト / ヘパソフトプラス。【第2類医薬品】ヘパソフトプラス(85g)【ヘパソフト】

顔の乾燥改善ローションのヘパリン類似物質以外の有効成分はグリチルリチン酸二カリウムとアラントイン。

グリチルリチン酸は抗炎症薬です。塗り薬だけでなく、喉の腫れを鎮めるためにトローチや市販の風邪薬に入ってます

アラントインは抗炎症作用以外に細胞の増殖を促し傷の治りを早める効果もあります。

ローションというと透明な液体が浮かぶかもしれませんが、白いとろーっとした液で化粧水というよりは乳液の方が近いテクスチャーです。(ヒルドイドローションも白い)

こちらは医薬部外品のため、ヘパリン類似物質の濃度は医薬品のものより低いと思われます。

ヒルマイルドシリーズ:健栄製薬

ヒルドイドと名前がなんだか似ている。デザインも似ていますが、添加物は割と違う。会社もヒルドイドとは関係なさそう。

クリームとローションがあり、こちらもローションは乳液に近いです。

成分を調べたところヒルマイルドクリームはクリームだったのでサラッとしてると思われます。

有効成分はどちらもヘパリン類似物質のみ!

ヒルドイドクリームやヒルドイドローションの代わり。

ヒルマイルドクリーム↓

ヒルマイルドローション↓

ピアソンHPシリーズ

伸びの良いクリームである「ピアソンHPクリーム」と液体タイプの「ピアソンHPローション」があります。

ヒルドイドソフト軟膏同様一番こってりしている油性クリームも「ピアソンHP油性クリームEX」という名前で販売されているようですがこちらは店頭で見かけたことがまだない。

ピアソンHPローション
ローションにはピアソンHPローションとピアソンHPローションEXがあります。
ピアソンHPローションは有効成分としてヘパリン類似物質しか入っていませんが、ピアソンHPローションEXはヘパリン類似物質以外にグリチルリチン酸二カリウムとアラントインが入っています。へパソフトプラスと同じですね。乾燥だけでなく肌荒れもある方はクリームと併用で使っても良いかと思います。

ピアソンHPクリーム

持ち運びしやすいチューブタイプとたっぷり使える壺タイプがあります。

管理人は現在このピアソンHPクリームの壺タイプ(100g)を使ってます。

ヘパリン類似物質 ヒルドイド ピアソンHP

以前は油性クリームであるヒルドイドソフト軟膏を使っていました。

油性クリームの方がこってりしていて保湿感はあるのですが、べたつきにくいのでクリームであるこちらの方が気に入ってます。

クリームでも保湿力は十分あり、今のところ不自由してないです。

有効成分はヘパリン類似物質のみ。

ピアソンHP油性クリームEX

すみっコぐらしのかわいらしいデザインが特徴。メーカーサイトには2020年10月25日販売開始とあるのですが、まだ店頭で見たことは一度もない。

油性クリームなのでヒルドイドソフト軟膏に近い、つまりこってり。それだけ保湿感も長持ち。

EXはあるのにノーマルタイプは無いようです。EXということで有効成分はヘパリン類似物質だけではありません。毎度おなじみグリチルリチン酸二カリウムと、今回は血行促進作用のあるビタミン:トコフェロール酢酸エステルが入っています。

カルテHDシリーズ

化粧品で有名な「コーセー」とヒルドイドの製薬会社である「マルホ」の合弁会社の「コーセーマルホファーマ株式会社」から発売された、「Carté(カルテ) HD」

このHDはヒルドイドの略のようです。ヒルドイドは皮膚疾患対象ですがこちらはスキンケア専用商品。

Carté (カルテ)| 【公式】コーセーマルホファーマ
Carté(カルテ)は、コーセーとマルホの技術と価値を融合してつくられた、高保湿スキンケアです。一人ひとりの肌の症状や悩みに寄りそい予防、デイリーケアまでを一貫してサポートします。

このスキンケアシリーズはあくまでも化粧品のため、先に紹介した医薬品たちよりもヘパリン類似物質の濃度は低いと思われます。

アトピーや肌荒れがかなりひどい、痒みがあるといった方は医薬品の方を勧めます。

肌が乾燥しやすい、普通の化粧水やクリームでお手入れしても肌がすぐ乾いて突っ張る感じがする、小じわが気になってきたという方にお勧めのシリーズです。
有効成分はヘパリン類似物質、グリチルリチン酸二カリウム。

商品説明に”うるおいバリアCPX”なるものがいます。

説明を見ると7つの保湿成分からなっているようですが、この保湿成分たちは他のスキンケア商品にも入っているもので特に特殊な成分というのは見受けられませんでした。

どうやらこの色んなスキンケア商品たちが売りにしてる保湿成分をさらにまとめて入れてみたようですね。

7つの保湿成分が独自の配合バランスで含まれているそうな。

商品ラインナップ

・高保湿化粧水 ・高保湿乳液 ・高保湿クリーム ・高保湿オールインワン

の4種類が展開されています。

ヒルドイドはソフト軟膏がけっこうこってりしたテクスチャーなので高保湿クリームもさぞこってりなのだろうと思ったら、
使ったことのある人にきいたところ伸びの良い使い心地でべたつきはないとのこと。
サラッとしてるけど、保湿成分色々入ってるせいか乾く感じはなし。
オールインワンはクリームよりさらにさっぱりで、夏場にべたつきたくない人には良さそう。

乳液は白くてとろっとしています。ヒルドイドローションに近いのかも。

化粧水は透明で馴染みやすいテクスチャーのようです。

いろんな方のクチコミを見て思ったのですが、「ヘパリン類似物質を処方してもらい使用感良かったからカルテHDを購入したら期待外れ。」といった声が多いことにびっくり。

あくまでも化粧品ですからね、ヘパリン類似物質などの濃度は医薬品より低いですから保湿力は劣りますよ。

医薬品の方は皮が剥けちゃう様な酷い肌荒れにも使われるくらいですからね。

肌が乾く、突っ張る感じがする、小じわが出てきた気がするという方はカルテHD一度お試しあれ。

高保湿クリーム↓

高保湿オールインワン↓

高保湿乳液↓

高保湿化粧水↓

トライアルキットもあります↓

Carté (カルテ) | 【公式】コーセーマルホファーマ
Carté(カルテ)は、コーセーとマルホの技術と価値を融合してつくられた、高保湿スキンケアです。一人ひとりの肌の症状や悩みに寄りそい予防、デイリーケアまでを一貫してサポートします。

おわり

 

ねず実
ねず実

人それぞれ色んな肌悩みがあると思います。

ねず実もアトピーで肌が一部紫になっていることがコンプレックスで夏でも半そでが着られないのが悩み

今回はヒルドイドの代わりになる市販薬を紹介しました。

この記事の情報が皆様のスキンケアライフに少しでも役立てば幸いです。

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